「ありがとう」という言葉は時折、
そのまま胸のしこりになる。
素直に適合出来なくなる。
「ありがとう」と言われる度、
【これ以上埋めようの無い距離】を感じてしまう。
私がやりたくてやっている。
私が話したくて話していて、
私が会いたくて会っている。
私は、『私が好き』でやっている。
「ありがとう」は時に、言葉の完結であり言葉のゴールだ。
だからその一言さえもボーダーラインになってしまう。
この距離は「ありがとう」の範疇を越えられない。
「ありがとう」に切なくなってしまえる相手なんて、
一生の内にあと何人逢う事が出来るのだろう。