対象の人物を指し示す時「人を指差しちゃいけません」と言う事や言われる事ってあるのではないかと思います。
由来は諸説ありますが、
もしも自分がこの理由を求められたとするのなら、私はきっと
「お相手に【威圧感】を与えるから」
と答えるのだと思うんです。
これは個人的な心象とイメージの問題でもありますが、
例えば五指での提示は掌を見せる様な形となる分、
「お相手を受け入れる」という【迎合】の姿勢や【意思表示】として捉える事が出来るんです。
そこに掌分の【空間】やお相手への【尊重】を残す事で、
心へ負荷するストレスを少なからず和らげる。
対して人差し指のみでの提示は掌を隠す形を取る為、
意見交換の固辞や一方向から言い付ける様な縮図と印象、
そして心の負荷を与え易い。
ピースサインやサムズアップ等、
指先は時に当事者の感情を象る第二の口元でもあります。
言葉遣いと同様、
指先も又お相手を慮れるツールで在りたいと思うんですよね。