花粉症とは、
花粉と大気中の高化学スモッグなどの汚染物質が結び付く事に因ってその有害性が高まり、
アレルギー症状を悪化させるのだと言います。
今年は例年より、花粉症の症状が緩和していると感じておられる方も多いと聞きます。
これは現在コロナの感染拡大防止策として、
世界的に人々の行動を厳しく制限していたり、
工場の生産休止や企業の経済活動の失速に因る様々なガスの排出量減少が起因しているのだと言います。
実際、イタリアのヴェネツィアでは観光客が減少した事で運河の水が浄化され、
魚の数も増えたのだそうです。
今は大切な人にも会えず、
行きたい場所にも行けません。
失い難い存在を奪い去り、
命を毟り取っていくこの感染症は、
忌避するべき対象に変わりはありません。
でも、少なくとも私に取って、
ただ忌むべき対象としてだけでは捉え切れなくなって来ている事も事実です。
この感染症から教わるものって何なのでしょう。
この場所から気付いて、認識して、救い上げて。
私達が後世へ言い伝えていける教訓とは何なのでしょう。
きっと自然の脅威から学ぶべき物って、
私達が考える以上にずっと多いのだと思うのです。
今の私には、そう感じずにはいられません。