まだ路上ライブや箱ライブに行った事が無かった20代半ばの頃、
偶々出掛けた地元のショッピングモールで、
お会計を済ませている背中に爆音で覆い被さって来たのがstyle-3!さんの【花雷】でした。
買い物袋を提げたその足で、
今しがた始まったらしい中央公園の野外イベントを覗きに行ったのが多分最初。
当時は二階から下を覗いて観ているだけだったけど、
それでも重奏で駆け上がるアクロバットな演奏は、
体中のテンションを瞬間沸騰させる程の白熱さと情感と「安全な危うさ」が感じられた。
黒山の人だかりの向こう側で、
高嶋さんの軽快な跳躍と、
時に刀を扱う様に慎重にヴァイオリンを抱く姿が一等印象的でした。