22歳の時、好きだった人と3ヶ月に1度くらいの間隔でしか会えない時期があった。
友達は「独りは寂しいよね」と私を気遣ってくれたけど、
私は3ヶ月後までにもっと綺麗になっていたかったし、
それまでに伝えたい事も知って欲しい事も山程あった。
私にとって会えない時間ほど、その人を想わない日なんてなかった。
会えない時間すら、
その人をこんなに想える自分の心が愛おしかった。
好きな人を想って動ける自分が嬉しかった。
行動出来る自分が誇らしかった。
それは今この状況だからこそ思い知る幸福であり、
寂しさであり、
そのどれもがその人じゃなきゃ芽生える事もなかった【想い】だった。
知る事の出来なかった【感情】だった。
今だからこそ思い知る【幸せ】で、
今じゃなきゃその人へ伝えられない【愛】だった。
会えない=寂しいとは限らないんだよ。