隕石が衝突し続けて、地球が誕生したのが凡そ46億年前。
宇宙誕生後の約100億年後と言われていて、
人類の誕生は地球誕生後の更に10億年も後の事と言われています。
元は宇宙という【一つ】の意識だった存在が、ジグソーパズルみたいに粒子になって散らばって、
やがて【個】という一生を持った。
ひと塊の宇宙だった【無意識】に、それぞれの細胞を与えられ意志を持つ事を許されて、【個】として生きる事を許された。
元は一つだった意識が分離して、
自分という一生を生きる事を許された。
自分の為に生きる事を許された。
一つの集合体では無く、【自分】として自由な意志を持てる事を許された。
自己の意識を持てる事でさえ有難い事なのに、
何億年分の一の確率で、
「大切」だと想える人と同じ時代に産まれる事が出来た。
更に何億人分の一の確率で、
「幸せにしたい」と願う事が出来た。
【何億年分の100】にも満たないちっぽけな間に、その人を知る事が出来た。
その人の一生の傍で生きれた。
同じ時間を寄せる事が出来て、
違える意識を交わす事を許された。
【同じ】ではなく【違うもの】として認識する事を許された。
だから「辛い」とか「嬉しい」とか「悲しい」とか「幸せ」だとか、
そのどれもを味わう事を許された【何億年分の一】に思わずには居られないんです。
何て素晴らしい事なんだろうと。