【目は口ほどに物を言う】 なんて言葉がある。
自分で言うのも変な話だけど、
私はだいぶコレが顕著な人間なんです。
昔、「お前の目はコロコロ変わるな」と言われた事があって、
一瞥しただけで感情がバレてしまう事がよくあった。
まぁ、これが私の嘘が下手な所以の一つでもあるのだけれど。
それは自分でも一応自覚はしていて、
でも誤魔化せないし、嘘は吐けないし。
そもそも【自分の気持ちに嘘を吐く】という行為が気持ち悪いから無理な話で。
だから、自分の中に不安とか恐れとか、
負の感情がある時は相手の目を見る事が出来なくなった。
気持ちを悟られるのが嫌だから。
何が言いたいのかと言うと、
自分のバロメーターの測り方はかなり分かり易くて、
且つ単純だという事。
相手の目が見れない時は「あ、私今不安なんだ」とか「自信ないんだ」って気付く事が出来て、
そこから原因を分析する事が出来るようになる。
原因さえ分かれば、
「じゃあ、どうすれば納得出来るのか」とか
「何を不安に感じているのか」、「何に引け目を感じているのか」って段々分かるようになって来て、
「だったら自分はどうしたいんだ」って考えられるようになる。
気持ちを誰かに伝えたり、一層一思いに泣いてしまったり。
その結果として導き出した答えを実行するか否かは一概には言えないけれど、
でも自分の心と向き合う事で、
その奥を掘り下げられるようになる事で、
少しずつ前を向けるようになるんです。
靄を晴らす事が出来る。 相手の目を見れるようになる。
今の自分の調子を知る事って結構大事な事で、
何故なら自分の心の状況次第、
在り方次第でその日一日が簡単に幸にも不幸にも転じるから。
ネガティブになる事は簡単な事。
黒に呑まれて、闇の深淵に浸っている時間が心地良い時もある。
でも会社へ勤めている以上、
学校へ通っている以上、
やらなければならない事がある以上、
そうは言っていられない状況って往々にしてあるから。
ほんの少しの時間でいい。
汚くていい。
醜くていい。
格好悪くたって、 情けなくたって、 どうしようもなくたっていいから。
自分自身に気付いてあげられる事、
そして心の声を聞いて、本音と向き合ってあげる事は、
【良い一日】に近付くために本当に凄く大事な事なんです。