「孤独」という言葉の【孤】と【独】って
二つとも【ひとり】という意味なんですよね。
つまり、【ひとり】が二つ並んでいる。
だから私にはこの二文字の羅列が
【隣り合った自分同士】に見えるんです。
何か作業をする時って、
大概が【孤独な時間】です。
そして【孤独な時間】って、
自分との時間でもあるのだと思うんです。
自分と費やす時間でもあって、
心や感情という【もう一人の自分】と対話する時間でもあるのだと思うんです。
だから没入から浮上して、
ふと我に返った瞬間に、
自我が見えた僅かな「いとま」に、
独りを寂しくも感じる事もあるんですよね。
ぽっかり空いた心が佇んでいる事もあるんです。
だけどその感情の反面、
寂しがっている自分の心を「愛おしい」と思う自分が存在している事も、
また揺るぎなく確かなんですよね。