例えば外食などで使用した際の使い捨ての容器とか
使い古された靴やタオルやアクセサリー、
空っぽになったティッシュペーパーのケースでも、
物を絶つ時は必ず「有難うございました」、
或いは「ご馳走様でした」、「お疲れ様でした」
等と一言 言葉を添えてから、
ゴミ箱へ納めるようにしています。
それがどれだけの消耗品でも
その場しのぎで買い繋いだ物であっても
悲しい思い出の品であったとしても、
そのどれもはその時の【今】を生きる自分の為に存在してくれた物であり、
瞬間瞬間の自分が必要とした物でもあって、
自分を継ぎ、自分の命を繋いでくれた自分のひとつだと私個人は考えています。
【私】を生きやすくする為に私に選ばれ、
私の手元にやって来てくれた私の一部、
私の【命】のひとつでもあると思っています。
だから私の手元から離れる時、
役目を結んでくれた時は決まって必ず、
「ありがとう」の気持ちをその場に置いてから、
荷を下ろすようにしているんです。