昨日、ふと自分の胸に手を置いてみたんです。
心音が皮膚を打っていました。
こんこんと息をしていました。
心臓は確かに生きていました。
私の為に生きていました。
私だけの為に存在してくれていました。
ずっと傍に居てくれました。
今も学生の時も幼い時も、
【私】が命を結んだ時から、ずっと。
【この子】はただ、
私を生かす為だけに産まれて来てくれたんです。
私一人の為だけに。
ずっと生きていてくれたんです。
私に全力で居てくれるんです。
この子には私が【全て】なんです。
私だけが【世界】なんです。
私の中に、全部を持ってくれているんです。
私は只、【私】が愛おしくて堪らない。