人の思考って、常に【過去への後退】と【未来への先行】をしきりに行き来してるんですよね。
過去の後悔や、「あの頃は楽しかったな」と馳せる気持ち。
未来への不安や、追い立てられる様な焦燥感。
誰かに言われた言葉の一節や明日の憂鬱。
そんな「いつか」の間を断続的に往来し続けているんです。
一日の内の幾ばくかに置かれる自分の意識って、
「今ここ」に在るのでは無く、
「過去」や「未来」に行ってしまっているんです。
【ここ】に今自分が居ない。
【今】に意識が置かれていない。
「今ここ」に自分が生きていない。
人が「忘れる」生き物なのは、
【今】に集中する為なのだと思うんです。
人が生きれるのは【今】だけだから。
自分を愛するのは、【自分】として産まれた自分へ贈れる只一つの『愛』であるのと同じ様に、
「【今】を生きる」のは今ここに居る自分にのみ与えられた唯一で至高の至上命令でもあります。
【今在る自分】を全うするのは、
この瞬間の自分にのみ下された許諾であり許しでもあり、
権利であり特権です。
「いつか」に意識を向かれる間【今】に意識が向かれない。
後末に感情を置かれる内は【今】に感情が置かれない。
今を生きては行かれない。
過去の【威】を引かない。
そこに自分はもう居ない。
未来に生きない。
生きているのはそこじゃない。
自分は「ここ」にしか生きていない。
【「自分」が「居る」】のは「ここ」しか居ない。
自分が生きれるのは【今ここ】だけ。
最初で最後のこの時だけ。
物事は常に【最善】でしか起こりません。
全部が上手く行ってるんです。
だから安心して生きるんです。
その為に今の自分は居るんです。
折角「今ここ」に自分が居るのに、
今ある幸せを享受しないなんて勿体無いじゃないですか。
だから、【今】居る自分を生きるんです。
今ここで幸せになるんです。