ソーシャルディスタンスは疎か、
パーソナルスペースもセーフティーゾーンもまるで無い話を暴露させて頂くと、
電車に乗車している間やお店で買い物をしている時、
不意に目の前に立っている方や隣に座る見知らぬ人を抱き締めたくなってしまうのですよ。
本当に、真面目な話。
見境も無く脇目も振らず。
それこそもう、サラリーマンだろうと女子高生だろうと関係無く。
「抱き着きたくなる」と言うよりも、
「抱き締めたくなる」んです。
物凄く些細な言葉の綾ではあるのですが。
いや、うん。
流石に出来ませんけどね抱き締めませんけどね、自制も自粛もしますけどね。
何と言うか、同じ空間に【共存】出来ている事が嬉しいんです。
認識を共有出来ている事に安心すらしてしまうんです。
繋がっている気がするから。
分け合えている気がするから。
例えば私がそこに存在しているのは、
その人が【私】を認知して空間として観測しているから【私】はそこに【居る】訳で。
その人が【そこ】に存在しているのも、
私がその人を五感で感知し捕捉して、空間として観測しているから【その人】はそこに【居る】訳で。
互いを捕捉し合う事で存在し合うと言うか、
判断を起こし合う事で互いを生かし合っていると言うか。
共有していて共立していて、
【同一】しているという感覚が物凄く強くなるんです。
それが堪らなく嬉しくて、
「ありがとう!」と全力で伝えたくなってしまうんです。
【愛おしさ】が とめど無くなってしまって、
「大好きです!」と渾身の力で抱き締めたくなってしまうんです。