「えみちゃんはきっと、お婆ちゃんになっても私を応援してくれるんじゃないか、って思ってる」
とある方から、そんなメッセージを頂きました。
「私の全てを話したい。職業も家庭も環境も思い出も今在る自分も」
重いかも知れない。とその方は言って居たけれど、
私は、人の【重み】が好きなんです。
きっと誰にも言えない言葉があったんです。
重みを背負わせてしまうから。
負担を掛けてしまうから。
その人の眼が揺れてしまうかも知れないから。
自分が「それ」を話す事で、その人に自分には言えない言葉を背負わせてしまうかも知れないから。
分かち合えない【溝】になってしまうかも知れないから。
誰かを傷付けてしまうかも知れないから、
ずっと自分を傷付けて来たんです。
胸にしまい込んで抱え続けて、
それでも手放せない【大切なもの】を、ずっと握り締めて来たんです。
私は、そんな彼女の【重さ】が好きです。
その重さは、きっと【優しさ】に相違ないから。
彼女だけじゃない。
私の周りに居てくれる友達も路上で出会った大切な皆も支えたいと思わせて欲しいその人も、誰も彼もの【重み】が好きです。
だってそこには、ずっと募り積もり続けて来た積年の人生があるんですから。
折り重ねて来た経験と出会いと芽生えと錯綜と【その人】がそこに居るんですから。
その重さを背負わせてくれる【誰か】が私は大好きで、
だから、重みなんて「ドンと来い」なんです。
落ちるんだったらとことん落ちて、救いの無い話をしよう。
とことん【救いの無い話】が出来る相手って、救いでもあると思うから。