「自分が分からない」と言う事も、
「どうしたいのか分からない」と聞く事だってありますが、
生まれてからものの数年や数十年で自分を分かれる筈が無いんですよね。
回を重ねて相手の人となりを知って行くのと同じ様に
お母さんが我が子と一緒に母親になって行く様に
自分だって【自分初心者】です。
分からない感情があって当たり前です。
戸惑う気持ちを持っているのが普通なんです。
「分からない」という言葉はきっと、
「分かりたい」という真意を根底に持っているからこそ滲み出る心の音(ね)だと思うんです。
だから別に分からなくたって良いんです。
完全に理解して行けなくたって良いんです。
寧ろ「分かっている」と句点を打ってしまえるなら、理解も追求もそこで完結をしてしまうから。
「分かる」か「分からない」かが重要じゃない。
「分かりたい」と思える心向けが肝なんです。
自分に関心を持てる事、
自分の気持ちに興味を寄せ続けてあげられる事が何よりも肝要な事だと思うんです。