今朝、所長に謝られたんです。
「昨日はごめん」と。
「あれからずっと考えていた」と。
切っ掛けは昨日の業務中に起こったとある出来事で、
私的には歯牙にも掛けていない様な、
と言うか寧ろ忘れていたくらいのほんの些細な事でした。
何でもない事だったんです。本当に。
でも所長にとっては、些細な事なんかじゃなかった。
何でもない事なんかじゃなかった。
その事をずっと気に掛けていてくれたんです。
私の心を気にしていてくれた。
私の気持ちを考えてくれていた。
そのお気持ちが、私は凄く嬉しかったんです。
そのお心遣いが嬉しかった。
ちゃんと私の事を見てくれているんだなぁ、と。
私という存在を認めてくれているんだなぁ、と。
意思ある一個人として、
心があり感情があり、血の通った一人の人間として。
知っていてくれていて、知ろうとしてくれているんだなぁ、と。
変な話かも知れないし、
大袈裟な言い方なのかもしれませんが、
それでも嬉しかったんです。
私の事を考えてくれていた事が。
私の心を大切にしようと努めてくれていた事が。
凄く嬉しかったから。
だから謝られた手前ではありますが、
「有難うございます」とお伝えしました。
私の為に、あなたの大切な心を痛めてくれて有難う。
あなたの大切な時間を、私の為に使ってくれて有難う。
あなたのその一言で私はまたひとつ、
幸せの形を知る事が出来たんですよ。