「『お腹いっぱい』だと言っていたのに、だからお昼も食べなかったのに、お仕事の合間に一人でご飯を食べに行った彼の事が許せなかった」そんな彼女の想いを聞いて思ったのは、「私も全く同じ経験を昔していたな」という事です。25歳当時の同棲を始めて暫く…
【叱る】が他人軸であるならば、【怒る】とはきっと自分軸。「叱れる」という事は、他者の為に自らの労力を費やせる人という事で、その為のエネルギーを燃やす時間に自らの人生を充てる事が出来る人。そして「怒れる」人は、自分の為に命を燃やす事が出来る…
制作者の方と感想や見解を交えたり、或いはディスカッションを行う時、私は【クリエイター】という同じ土俵には立てませんし当事者にも成れませんから、「あれは駄目」「これも違う」などと言い始めると、どうしても批評家や評論家になってしまう。そうした…
独特な感性かも知れませんが、自分の今在る身体って、【私】という魂(本体)がこの世で悩んだり笑ったり怒ったり、総じて「遊ぶ」為にお借りしている器というイメージがあるのですよ。だから地へお還しするその日迄、私はこの子を幸せにしてあげる義務がある…
人が通れば空気も流動する様に、 水面に足を入れれば波が立つのと同じ様に、 言葉や行動を起こせば、その反応が自らへ【還元】されるのが自然なもの。 言い換えれば、言動なり感応なり「反応」を頂けるという事は、 【今】を動かした自分の発言や一挙手一投…
そもそも発言って、 そこに発生する言葉足らずや綻びや、 あるいは誤解や解釈の齟齬といった【死角】ないし【意識の隙間】を日の目に出すという事でもある。 だから「自分の弱さを見せる」行為の一環に、 「発言する」という動作も含まれるのだと思います。 …
人は他人(ひと)の言葉だけでなく、自分自身の身から出た言葉にさえリアクションを起こせてしまえるもの。だから「疲れた」とか「休みたい」とか「もう嫌だ」とか、そうした言葉達を外に出してあげる事は、その分の【反動】をご自身や周囲に与える行為でもあ…
「夜明け前が一番暗い」という言葉がありますが、仮に今を【夜】として、これから【朝】を迎えるのだと自分の中で決めていたら、明ける朝よりも夜明け前を楽しみに感じてしまう自分が居たりする訳ですよ。まるで祭りを間近に控えた準備期間中の高揚感すら覚…
ファンという立場だからこそ見える景色があるように、アーティストには、アーティストという【当事者】だからこそ見える景色と死角がある。だからこれは、烏滸がましく差し出がましい行為なのかも分かりませんが、彼等の【もう一つの目】となってあげられる…
一握りの千円札に、果たしてどれ程の時間が宛てがわれて、 どれだけの【一部】がそこに置かれて来たのでしょう。 今この時って「もうここには戻らない」時間でもあるんですね。 後にも先にも「もう無い」最初で最期の一秒間。 皆が全員、そんな1日24時間と…
「アーティストは歌でしか感謝をお伝えする事が出来ない」 と、各歌い手様からお聞きする言葉ではありますが、 日頃の会話や立ち居振る舞いから【誠意】や【切実】、【真心】を感じられなければ、 その方のお人柄に重みを感じる事が出来なければ、 この歌す…
「欲しい欲しい」と要求を続け、貰えなくなったら手を放す。「来る者拒まず去る者追わず」と言ってしまえば心象も変わるのかも分かりませんが、「貰える物は貰う」のではなく「与えられる物は与える」事が出来ないのは、それを拒まれた時の【擦過傷】や行為…
ファンにはファンからの視点でしか観えない景色があるように、アーティストにはアーティストだからこそ観える景色と死角がある。それを伝え合う機会と時間、総じて【足並みを揃えられる場】を設けなければ、認識は擦れ違い、理解は誤解へと展開し、着いて行…
漢字の読解すら儘ならなかった当時。テレビを流れる「地震速報」の帯と字幕越しの市街地は、当時の自分に取ってまだ遥か遠い地の出来事だった。時を経て歳を重ね、「地元」と言う名の箱庭から出た先で、かつての渦中を生きた人々の生の声を聞く様になった。…
諦めるという事は「明らかになる」という事です。「無理」の定義は社会が決める事では無く、自分の中の【解釈】と【見切り】が大前提の話ですが、出来ないと分かった時もう無理だと踏んだ時人は初めて【諦める】発する言葉を失くした時は、自分が見切りを付…
対象の人物を指し示す時「人を指差しちゃいけません」と言う事や言われる事ってあるのではないかと思います。由来は諸説ありますが、もしも自分がこの理由を求められたとするのなら、私はきっと「お相手に【威圧感】を与えるから」と答えるのだと思うんです…
少なくとも自分の場合、【心の精算】は【言葉の生産】でしか果たす事が出来んのですよ。
思考でも筋力でも、【体力】を持て余すのではなく傾けられるお相手が居るというのは、自分自身へ注ぐ事の出来る【充足】でもあるんですよね。浪費ではなく消費出来る人が居る。徒労ではなく疲労で在れる自分が居る。貰えるものは貰うのではなく、与えられる…
スーパーやコンビニで偶に頂く割り箸って、作りや材質によっては真ん中で割り易い物や左右どちらかに偏って割れ易い物など色々あるかと思うのですが、私が小学生の頃、この割り箸の割れ方によって好きな人に想われているかを占うという遊びが一時期流行した…
昔と変わらず、母からは逐一 姉の名前と呼び間違えられ、私が家を出た数年後に我が家へやって来た愛猫にはお寿司を攫われそうになり、親父様とは数年振りにビールと焼酎を酌み交わす。まだ在る実家と存命の父母を持てる自分は、果たしてあと何回生きて行ける…
年齢とは飽くまでも一つの【情報】であって【参考】であって、 お相手を知る上での経過に在る【手掛かり】に過ぎないのだと思うんです。 【経験】の前任が「記憶」や「思い出」という名前でもあって、 その後の考えや選択、影響といった【活かされる機会】を…
2~3ヶ月振りの【完全オフ日】という幸せに浸っております。 何もしないし何もさせない。 取り留めも無い事を考えて居られる今が最高に豊かな時間です。 「決断する」とは【断つ】事を【決める】という事で、 【ことわる】事を【決める】事。 それは転じて、…
6〜7歳くらいの頃、 母と姉の影響を受けて視聴していた【家なき子】 その主題歌が中島みゆきさん作詞作曲の【空と君のあいだに】という楽曲だったのですが、 その曲中にある「君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」という歌詞の意味を、 自分は暫く理解出…
今持てる資金で何を提供して行けるのか。 それってきっとモノ作りを行う上で限りなく【背骨】に近い部分なのだと思います。 高い資金で高いクオリティーを生み出すのは至極自然な事で、ある意味「出来て当然」な事。 裏を返せば、「出来て当たり前」のものに…
役者さんの台詞でも同じ様な事が言えるのですが、 同じ台詞を何度も言っていると【慣れ】が出て来てしまうと言われる事があるんです。 何度も繰り返し言っている【言葉】は飽きてしまうと言われる事もまた然り。 だけど同じ【型】を口にする度に新たな発見を…
6〜7歳くらいの頃、 母と姉の影響を受けて視聴していた【家なき子】 その主題歌が中島みゆきさん作詞作曲の【空と君のあいだに】という楽曲だったのですが、 その曲中にある「君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」という歌詞の意味を、 自分は暫く理解出…
常に前向きでいるのは勿体無い。 折角首を回せるのだから、 踵(きびす)を返す事だって出来るのだから、 見方を固定すれば景色まで制限してしまう。 心も体も凝ってしまう。 上向きや逆さま、後ろ向きという角度だからこそ見える【景観】があるんです。 あ…
弊社のチーフはご自身のふとしたミスを切っ掛けに、 「何故これがミスなのか」、 「これによってどの様に損益に影響するのか」 というのを時折お話して下さるんです。 その中にお得意様や二次店様間でのやり取りや、それに伴う価格設定の変動等、 流通の細や…
不意に掴んだ1%の【結実】が偶然の産物だったとしても、 それが産まれたての赤子でも成し得られた事なのかと言えば、 きっとそうでは無いんですよね。 そこにはこれまで踏んで来た「地表」と「空気」と「筆跡」と、 交錯して来た「実像」がある。 自分達の生…
初めにツイートを見た時 真っ先に反射した感情は、「せめてあと3日待って欲しかった」11月いっぱいのライブの一切を中止した今、見送った今、実質的な活動の自粛を決断されたこの期間で今問われるのは、「何故、箱ライブと路上ライブを見送ったのか?」「何…